気になる口臭⓶
- 2023年9月16日
- 口臭治療
こんにちは
いつかの日に口臭の原因についてお話しさせて頂いたのを
覚えていますでしょうか?
今日はその口臭の対策についてお話ししていこうと思います
まずはおさらいですが口臭に5つの原因があります。
・生理的口臭 (誰にでもあるもの)
・飲食物・嗜好品による口臭 (ニンニクやタバコなどによるもの)
・病的口臭 (歯周病や全身の病気によるもの)
・ストレスによる口臭 (ストレスで唾液がへること)
・心理的口臭 (実際は口臭がないのに、あると思い込んでいる)
と、5つあるのですが主に80%がお口からが原因と言われています!
- 歯周病
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歯を支えている骨と歯ぐきの差を『歯周ポケット』と言うものがが存在しています。
歯周病が進行していくと、どんどんこの歯周ポケットが深くなっていき、
そこに歯垢(プラーク)や歯石が溜まってしまうのですが、
歯石は通常の歯磨きでは落ちません。
この溜まった歯石などをエネルギーとし、『硫化水素』や『メチルメルカプタン』などを
含む歯周病を引き起こす細菌が口臭の原因となるガス(揮発性硫黄化合物)を生成します。
これが、歯周病による口臭の原因です。
歯医者にて歯石除去をすることで口臭がなくなる場合もあります。
重度の方は一度の歯石とりでは取りきれないことがほとんどです。
- 虫歯、古い詰め物、被せ物による口臭
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虫歯がかなり進行してしまうと、その先の歯周組織が膿んでしまうことがあります。
そうなると重度の歯周病と同じように、膿による口臭に悩まされることとなります。
また、保険診療にて取り付けた古い金属の詰め物や被せ物も、
歯垢が詰まったり虫歯が再発するリスクが高く、
それらが口臭の原因となっている場合があります。
一度歯医者に行き歯科医師の診断を受診をオススメします。
- 舌苔による口臭
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舌苔(ぜったい)とは、舌の表面についた白い苔のようなもので、
これは何かというと、様々な細菌や食べ物の残りかすや
ご自身の口腔内の古い細胞などが舌に付着したものです。
舌苔がない人はいませんが、これがあまりにも増えてしまうと口臭を引き起こします。
増え過ぎてしまう原因として、食べ物をしっかり噛んで飲み込んでいないことと、
唾液の分泌が少ないことが原因と考えられます。
人は食事の際に食べ物をしっかり噛んで飲み込むことにより、
知らないうちに舌を綺麗にしているのです。
また、しっかり噛むことに伴う唾液の分泌も重要です。
唾液は舌を綺麗にするだけでなく、
口臭の原因となる細菌の活動を抑制する効果もあります。
寝起きの口臭が気になるのは、寝ている間は唾液の分泌が少ないため、
細菌の活動が活発になっているからです。
専用の舌ブラシ用いて舌苔を取り除くようにしましょう。
口臭の原因となる歯周病や虫歯の発生を抑えるためには、
朝昼晩の食後の歯磨きがすごく大切です。
その中で最も大切なのが、夜の寝る前の歯磨きで歯だけでなく、
歯肉、舌苔などの汚れを取ることも大切で、
夜は殺菌性のある唾液が減ることもあり、歯周病菌、虫歯菌が増えます。
また歯間ブラシやデンタルフロスも使うことも効果的です。
朝は、夜のうちにどうしても細菌が繁殖して増えているため、
口臭が気になる場合があります。
しかし、朝も夜も繰り返し綺麗にすることによって、
口臭を抑えることが出来るようになります。
また、唾液の分泌が少なくなるドライマウスも口臭の原因となります。
いかがでしたか?
お口が原因だった場合対策もしやすいと思います
気になる方は一度歯医者での検診を受けてみてはいかがでしょうか?
ぜひたまご歯科でお待ちしております
公文
【監修】 歯科医師 中野真伍
2014年3月
大阪歯科大学卒業
2015年4月
大阪歯科大学付属病院にて研修
2016年4月
大阪市内の歯科医院にて研修
2021年4月
医療法人正歯会たまご歯科クリニックにて院長として就任
現在に至る