乳歯の生え換わりに気をつけることは??|たまご歯科クリニック|大阪岸和田の歯科クリニック

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医療コラム

乳歯の生え換わりに気をつけることは??|たまご歯科クリニック|大阪岸和田の歯科クリニック

乳歯の生え換わりに気をつけることは??

乳歯の生え換わりは子供の成長において重要な時期ですが、この過程にはいくつかの注意点や気をつけるべきことがあります。ここでは、乳歯の生え換わりについて理解を深め、注意すべきポイントを紹介します。😲

1. 生え換わりの時期
乳歯は通常、6歳前後から生え換わり始めますが、個人差があり、早い子どもでは4歳後半から遅い子どもでは7歳を超える場合もあります。乳歯が抜け始め、永久歯が生えてくる過程では、上下合わせて20本の乳歯が順次抜け、新たに32本の永久歯が育ってきます。

3. 抜けた歯の管理
乳歯が抜けた場合、保護者はその歯をどのように管理するかを考えることが大切です。日本では抜けた乳歯を記念にとっておいたり、特別な場所に埋めたりする習慣があるので、家庭の文化や子どもの気持ちに寄り添った方法を選んであげてください。

4. 食事に気をつける
生え換わりの時期には、歯が敏感になることがあります。硬い食べ物や特定の食事が痛みを引き起こすこともあるため、柔らかく噛みやすい食材を選ぶと良いでしょう。フルーツのピューレやスムージー、ヨーグルトなど、栄養価の高いメニューを工夫することが大切です。

 5. 自然な生え換わりを促す
時には、乳歯が抜ける際に永久歯が上から「押している」状況になることがあります。無理に抜いてしまうのは避け、自然に抜けるのを待つことが大切です。歯がぐらついている場合は、軽く揺らしてあげると良いでしょうが、痛みがあるようであれば無理に触れさせないようにしましょう。

 6. 歯磨きの重要性
乳歯が生え換わる時期でも、歯磨きは欠かせません。乳歯の健康を保つために適切な磨き方を指導し、毎日の歯磨きを習慣にすることが重要です。特に、子どもが自分で磨く年齢になった際は、大人が見守りながら、正しい磨き方を教えてあげましょう。

7. 異常のサインに注意
生え換わりに伴う痛みや不快感は一般的ですが、長引く痛みや腫れ、出血などは歯科医に相談する必要があります。また、永久歯が適切に生えてこない、あるいは異常な位置に生える場合もありますので、早めに歯科医に診てもらうことが大切です。

 8. 精神的なサポート
乳歯の生え換わりは、子供にとって心身の成長や変化を感じる特別な瞬間です。親としては、その不安を和らげてあげることが重要です。「大人の歯が生えてくるよ」と声をかけてあげたり、成長を祝う小さなイベントを設けたりして、ポジティブな気持ちを育ててあげましょう。

🦷生えたての歯は虫歯になりやすい🦷
生えかわりの時期はこれから一生使い続ける永久歯を守るためにも重要な時期です。新しく生えた永久歯のエナメル質(歯の一番外側を覆っている目に見える表面の硬い層)は完全に硬化しておらず、成熟していないため、歯質そのものが未成熟なので、虫歯になりやすいです。この時期は特に保護者の方は毎日の歯磨きを念入りにするように心がけましょう。

🦷乳歯の虫歯はそのままにしない🦷
永久歯は乳歯の下で成長しています。いずれ永久歯に生え変わるからといって乳歯の虫歯を放置すると、その後に生えてくる永久歯の歯質や歯並びに悪い影響を及ぼします。乳歯は永久歯のためのスペースを確保し、正しい位置に導く役割を果たします。乳歯が早期に失われると、永久歯が正しい位置に生えてくるのを妨げ、咬合の問題や歯並びの問題を引き起こす可能性があります。

生え始めたばかりの歯は未完成で、歯の根が完成するまでには、生えてから2~3年かかります。歯質もやわらかく酸に溶けやすいため、虫歯になりやすい時期です。奥歯のみぞ、歯と歯の間、歯と歯肉の境目の虫歯になりやすい場所と「6歳臼歯」は重点的に仕上げ磨きをしてあげましょう。

🌟虫歯予防には、お家でのケアと歯科医院での「フッ素塗布」や6歳臼歯には「シーラント」も併用して虫歯になりやすい時期を乗り切りましょう。
🌟一生使い続ける永久歯を守るためにも生え変わりの時期からのケアが重要です。

【監修】 歯科医師 中野真伍
2014年3月
大阪歯科大学卒業
2015年4月
大阪歯科大学付属病院にて研修
2016年4月
大阪市内の歯科医院にて研修
2021年4月
医療法人正歯会たまご歯科クリニックにて院長として就任
現在に至る

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