指しゃぶりは、多くの幼児や小児に見られる行動で、特に赤ちゃんや幼い子供が自分の指や手を口に入れて吸うことを指します。
この行動は、子供が自分を落ち着かせたり、安心感を得たりするための自然な反応です。

指しゃぶりには、いくつかの理由や背景、発達段階に関連する側面がありますが、必ずしもすべての子供が指しゃぶりを行うわけではありません。

 

~~~指しゃぶりの心理的側面~~~

指しゃぶりは、心理的な要因が大きく関与しています。
赤ちゃんや幼児は、母乳やミルクを飲むことによって安心感を得ますが、成長するに従ってその行動が指しゃぶりに変わることがあります。

これは、吸う動作が子供にとって心地よいものであり、ストレスや不安を和らげるためのメカニズムともいえます。

特に、環境が変わったり、親から離れたりすることで不安を感じると、指しゃぶりをすることで心を落ち着けようとすることがあります。

指しゃぶりをすることで、自己安定化の手段として機能し、心のバランスを保つ役割を果たしているのです。

 

~~~発達における役割~~~

発達心理学的には、指しゃぶりは子供の成長過程における一つの段階として捉えられています。

赤ちゃんは生まれてから数ヶ月の間、特に強い吸引反射を示し、乳児期においてはこの行動が食事と結びついています。

指しゃぶりは、その後の成長過程でも見られ、特に安定した情緒を築く上で重要な役割を果たすことがあります。

指しゃぶりが続くことには個人差があり、一般的には幼稚園に入る頃には自然に減少することが期待されます。

しかし、環境や個々の性格によっては、長引くこともあります。

この場合、指しゃぶりが他者にどのように受け取られるかや、周囲の期待感についても考慮する必要があります。

 

改めて説明を読むと、指しゃぶりをやめさせるのが、忍びない気持ちになりますね…。😔

指しゃぶりすることによって安心するのなら、もうさせれ挙げていいかなぁ…なんて思ってしまいました。

しかし、かわいいかわいいと見つめていた指しゃぶりが、成長するにつれて、えっ、いつまでするの~💦と

やめさせなければ!と焦りを感じたこともまた事実でした。

 

ちょっとながくなってきたので、続きはまた今度、ご紹介させていただきます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

皆様のご来院を心よりお待ち申し上げます。

 

 

たまご歯科クリニック

【監修】 歯科医師 中野真伍

20143

大阪歯科大学卒業

20154

大阪歯科大学付属病院にて研修

20164

大阪市内の歯科医院にて研修

20214

医療法人正歯会たまご歯科クリニックにて院長として就任

現在に至る