こんにちは！た歯科クリニックです。

今年は雨が多いですね。暑くなったり冷え込んだり、体調管理も大変です。

そろそろ冷たいものなどをよく食べる季節になって来ましたね。

知覚過敏がある私としては、しみても食べたい！でもしみる…の葛藤です。

本日は歯が染みる原因の中でも、特に虫歯で歯が染みる原因について色々書いていきます。

最後までお付き合い下さいね。

歯が染みる症状と虫歯について

歯が染みるという症状は、多くの人が経験するものであり、特に冷たい飲み物や甘い食べ物を摂ったときに感じることが多いです。この症状は、虫歯の初期段階や進行状況に関連していることが多く、適切な対処が必要です。この記事では、歯が染みる原因としての虫歯について詳しく説明し、症状、予防、および治療法について考察します。

そもそも虫歯とは？

虫歯は、口腔内の細菌によって発生する感染症です。

これらの細菌は、食事から得られる糖分をエサにして酸を生成し、その酸が歯の表面であるエナメル質を溶かしてしまいます。イラストでよくある様な掘り削られていくというわけではない様ですね。

初期の虫歯は、エナメル質の表面が侵されるだけですが、時間が経つと象牙質にまで到達し、さらなる痛みや染みる症状を引き起こすことがあります。

歯が染みる原因

1. エナメル質の破壊

:虫歯が進行すると、エナメル質が破壊され、歯の内部が敏感になります。冷たいものや甘いものが直接神経に刺激を与え、痛みや違和感を感じることがあります。

2. 象牙質の露出

虫歯が進むと、エナメル質が溶けた部分から象牙質が露出します。象牙質はエナメル質よりもたくさんの神経が存在するため、外部の刺激に対して敏感です。

3. 根尖病変や歯周病

虫歯が深く進行すると、歯の根元に影響が及び、根尖病変を引き起こします。これが原因で、歯が染みると感じることもあります。

虫歯による歯が染みる症状

冷たいものに対する敏感さ

冷蔵庫から出したばかりの飲み物を飲むと、強い痛みを感じることがあります

甘いものに対する反応

甘い食べ物を口にすると、突き刺すような痛みが生じることがあります。

自発的な痛み

無理に何かを食べているわけではないのに、痛みを感じる場合もあります。

 虫歯の予防方法

1. 定期的な歯科検診

定期的に歯医者さんでチェックを受けることで、虫歯の早期発見が可能です。

2. 正しいブラッシング

歯を磨く際は、力を入れすぎず、優しく丁寧に磨くことが大切です。特に歯と歯の間は磨き残しが多い部分なので、注意が必要です。

3.フロスや歯間ブラシの使用 

歯ブラシだけでは取りきれない汚れを取り除くために、フロスや歯間ブラシを使いましょう。

4. 食事に注意する

糖分の摂取を控えることで、虫歯のリスクを減少させることができます。特に、甘いお菓子やジュースは注意が必要です。

5. フッ素の利用

フッ素入りの歯磨き粉を使用することで、エナメル質を強化することができ、虫歯の予防に役立ちます。
虫歯の治療法
虫歯ができてしまった場合、早めの治療が重要です。治療法は虫歯の進行状況によって異なります。

1. 初期虫歯の治療

初期段階の虫歯であれば、歯科医師によるフッ素塗布や、飲食習慣の改善が効果的です。

2. 充填治療

虫歯が進行している場合、歯科医が虫歯部分を削り、詰め物をする充填治療が行われます。これにより、再発を防ぎ、症状を改善します。

3. 根管治療

虫歯が神経まで達してしまった場合、根管治療が必要になります。この治療は、感染した神経を取り除き、歯の内部を清掃するものです。

4. 歯の抜歯

複雑な虫歯や治癒が難しい場合、抜歯が必要になることもあります。こちらも、早期に対処することで可能な限り避けたい状況です。

まとめ

歯が染みる原因として虫歯は非常に一般的なものであり、その症状を軽視することはできません。早期発見・早期治療が成功の鍵となりますので、定期的な歯科検診を受け、自分自身での予防にも努めましょう。

適切なケアを行うことで、健康な歯を維持し、快適な生活を送ることができます。健康な歯を保つことは、全身の健康にもプラスに働くことを忘れないでください。

私たちも、歯科としてはもちろん、皆様の健康そのものをより良い状態で維持できる様、少しでもお手伝いできればと思っております。

皆様のご来院を心よりお待ちしております。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました！

 

【監修】　歯科医師　中野真伍

2014年3月

大阪歯科大学卒業

2015年4月

大阪歯科大学付属病院にて研修

2016年4月

大阪市内の歯科医院にて研修

2021年4月

医療法人正歯会たまご歯科クリニックにて院長として就任

現在に至る