酸う蝕について|たまご歯科クリニック|大阪岸和田の歯科クリニック

〒596-0825 大阪府岸和田市土生町2丁目32-5 トークタウンB-105
TEL.072-438-6474
WEB予約 Instagram LINE
ヘッダー画像

医療コラム

酸う蝕について|たまご歯科クリニック|大阪岸和田の歯科クリニック

酸う蝕について

こんにちは🐣💕

 

今まで虫歯についてはたくさんお話しさせて頂いたとは思いますが、

本日はそのさらに虫歯の『酸う蝕(さんうしょく)』について

お話しさせて頂こうと思います☺

 

その『酸う蝕』ですが歯が身近な酸性の飲食物や胃液によって

溶かされてしまう疾患です。

 

以前は「塩酸、硫酸、硝酸」などを扱う職業病ととらえられていましたが、

最近一般の方の口の中にも見られるようになってきました。

 

・清涼飲料水の摂取量の増加、拒食症、過食症などの摂食障害による自己誘発性嘔吐 

・健康増進のための酢、クエン酸やワインの摂取量の増加

・高齢者 胃食道逆流症の増加  

 

などが急激に増加してきている原因と言われています。

 

酸う蝕とは『口の外から入ってきた酸』や『身体の中からの酸』によって

歯が溶ける病気です。

 

それらもpH5.55.7以下のものは歯の成分を溶かします。

う蝕と酸う蝕の違いは、う蝕は口の中で糖から作られた酸が原因であるのに対し、

酸う蝕はそのままの形で入ってきた酸そのものが原因となるところです。

 

う蝕の場合は、プラーク中で酸が作られるので、

歯が溶けて穴となるのはプラークの付きやすい部分

(歯の溝、歯と歯が隣り合う面や歯と歯茎の境目)で起こりますが、

酸蝕は酸性の飲食物が口の中全体に広がりますので、

溶ける範囲が広くまた浅いため気づきにくいのが特徴です。

 

外因性

―――――

 ・飲食物由来の酸(清涼飲料水、柑橘類、酒類、お酢など)

 ・酸性の内服薬(ビタミンC、アスピリンなど)

 ・環境中の酸(職業病)

 

 内因性

――――― 

 ・反復性嘔吐や摂食障害(拒食症・過食症)

 ・逆流性食道炎など

 

 

レモンを齧る、梅干を食べる、ビタミンCを飲む、ワインを飲むなど

行った際、歯がきしんだことはありませんか?

 

そのようなときエナメル質が溶けてスリガラス様になっているのです。

しかししばらくすると、そのきしみはなくなります。

 

それは唾液の力によって再石灰化が起こり元に戻ろうと

修復する力が発揮されるからです。

 

 

ではどのような方が酸う蝕になりやすいかですが、

 

・スポーツの練習などにスポーツドリンクを飲みっぱなしである。

・ワインや酎ハイなどをちびちび長時間飲んでいる。

・健康のためににビタミンドリンクや黒酢ドリンクを飲んでいる。

・熱中症予防のため頻回に少量ずつスポーツドリンクを飲んでいる

・朝食に健康のため柑橘類を食べ、その直後に歯磨きをしている。

・酸性の強い温泉の湯を健康のためによく飲んでいる。(飲泉)

・のどアメをたえず口の中に入れている。

 

などが挙げられます。

 

 

酸う蝕の予防法 

―――――――――

 ・酸性飲食物をだらだらと長時間食べたり飲んだりしない。

 ・酸性飲食物をとった後はよくうがいをする。直後にはブラッシングをしない

酸性飲食物を多量に取るとエナメル質が柔らかくなっているので、

すぐブラッシングすると歯が余計に削れます。 

 ・摂食障害などで嘔吐してしまった場合すぐ水などでうがいする。

 ・唾液の分泌を促進させるためマッサージなどをする。

 ・高濃度のフッ素が配合された歯磨剤を使用する。

 

酸う蝕の虫歯はご自身ではなかなか気づけないと言われています。

 

早期発見早期治療できるよう2、3か月に1度、長くても半年に1度は

歯科医院での定期健診を受けることをオススメします。

 

ぜひたまご歯科でお待ちしておりますね😊

 

石塚

 

 【監修】 歯科医師 中野真伍

20143

大阪歯科大学卒業

20154

大阪歯科大学付属病院にて研修

20164

大阪市内の歯科医院にて研修

20214

医療法人正歯会たまご歯科クリニックにて院長として就任

現在に至る

 

PageTop↑