フッ素による虫歯予防
こんにちは
たまご歯科です🐣💕
最近では、フッ化物が配合された歯磨き粉が薬局やドラッグストアなどで簡単に
手に入りますが実際にフッ素がどのように虫歯予防に貢献しているのかはわかりにくいと
思いますので本日はフッ素による虫歯予防についてお話していきたいと思います😉
酸によってカルシウムやリンが溶けだすことを 「脱灰」 と言い、
脱灰が進行しても口の中の唾液が、細菌の作り出した酸を中和して
溶け出したカルシウムやリンを歯の表面に戻す働きをしてくれます。
これを 「再石灰化」 と言います🌞
口腔内が常に中性であれば、歯の脱灰は起こりませんが
脱灰と再石灰化は1日の中で何度も繰り返し起こっています。
初期むし歯ができてしまっても、フッ素の活用で進行を抑えることができ、
修復も可能なのです。また、初期むし歯は自分では見つけにくく、
歯医者での定期的なチェックが重要になってきます(^^)/
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・・・フッ素の使い方・・・
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歯磨き粉に含まれるフッ素は、歯磨きをしている最中だけでなく
歯磨き後も口腔内に残り、少しずつ作用しますのでなるべく長く口腔内に
残すことを意識してください(^^)
年齢によってフッ素配合ハミガキ剤の使用量は異なりますので
効果的に使用するためにフッ素配合ハミガキ剤は
こちらの↓使用量を目安にして下さい😉✨
⚫︎歯の萌出~2歳
=============
= 切った爪程度の少量 =
= 1~3㎜程度 =
= ============
⚫︎ 3~5歳
=============
= ブラシの先端から =
= 5mm以下 =
=============
⚫︎6〜14歳
==============
= ブラシの先端から =
= 1cm程度 =
==============
⚫︎15歳以上
==============
= ブラシの先端から =
= 2cm程度 =
==============
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・・・注意すること・・・
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フッ素を塗ったからと安心しないこと
お子様の歯磨き、お母さまの仕上げ磨きをついつい忘れがちに
なりますが虫歯に絶対ならないということではありませんので
毎日の歯磨きをしっかり行うように注意しましょう!!
フッ素は身近にある成分でほとんどの食品に含まれるミネラル成分の一つです。
フッ素は、魚介類や野菜、肉、牛乳、塩、お茶の葉っぱなど、ほとんどの食品に
含まれており、ビタミン類の様に、毎日摂らなければならない栄養素になります。
ただ、フッ素は単体ではなくナトリウムと結びついた「フッ化ナトリウム」、
カルシウムと結びついた「フッ化カルシウム」など必ずほかの物質と結びついて存在しています。
毎日の食事で意識して、フッ素が含まれる食品を摂るように心がけましょう😉✨
乳歯や萌出中・直後の永久歯は非常に弱く虫歯になりやすいので
当医院では、この時期にフッ素を応用することをおすすめしており、
3ヶ月に1度のペースで歯科専用のフッ素を塗布させて頂いています。
フッ素濃度が高い歯磨き粉なども置いていますので
気になる方はお気軽にお声掛け頂ければと思います😌
石塚
【監修】 歯科医師 中野真伍
2014年3月
大阪歯科大学卒業
2015年4月
大阪歯科大学付属病院にて研修
2016年4月
大阪市内の歯科医院にて研修
2021年4月
医療法人正歯会たまご歯科クリニックにて院長として就任
現在に至る