上唇小帯が長いときどうすればいいでしょうか?
- 2024年4月15日
- 小児歯科
こんにちは🐣💕
今日は上唇小帯(じょうしんしょうたい)を切らないといけない場合に
ついてお話ししていこうと思います😊♪
大人のかたではなかなか聞くことないと思いますが
赤ちゃんが検診で上唇小帯が太いねとか、長いねとを言われた方はいませんか❓
上唇小帯とは前歯の中央にあるスジのことです。
しかし、この上唇小帯は低年齢の時には太いのが当たり前なのです😳
徐々に細く短くなってくるものなのです😊♪。
今回は上唇小帯が永久歯が生えてきても太いまま残っていると
起こる影響やその治療法についてお伝えしていこうと思います(*^^*)✨
上唇小帯(じょうしんしょうたい)とは、上唇と歯茎をつなぎ、
上の前歯の中央部にある「すじ」のことです(^^♪
1歳半検診の時に太さを指摘されることがほとんどかなと思います😌
2歳くらいまでは上唇小帯の幅が広く、
上の真ん中の歯と歯の間に入り込んでいることがよくあります。
成長とともに歯茎の上の方に移動し、幅も狭くなっていきます(^-^)✨。
上の前歯が永久歯に生え替わってからも、歯と歯の間に小帯が入り込んでいて、
歯並びに影響が出るようなときは麻酔をしてその上唇小帯を切除する場合があります😳
上唇小帯のくっつき方が周りに悪影響を及ぼすようなときに
上唇小帯付着異常(じょうしんしょうたいふちゃくいじょう)と呼びます。
上唇小帯が太いことによって起こること
――――――――――――――――――
- 永久歯の上の前歯に隙間ができる
→永久歯の前歯の歯と歯の間に入り込んだ上唇小帯が、前歯に隙間を作ります。
前歯がすきっ歯の状態になり歯並びを悪くします😱
全ての上唇小帯がそのようになるのではなく太く残っていても
隙間を作らない場合もあります。
- 歯ぐきが腫れやすい
→上唇小帯があることによって歯と歯ぐきの間に隙間ができて、
そこに細菌🦠などが溜まりやすくなります😢
風邪をひいたり、疲れが溜まっていたり、免疫力が下がったとき
などに腫れることがあります(>_<)💦
- 歯磨きがしにくい
→低年齢のお子さんは上唇小帯が柔らかいために、歯ブラシなどがあたると
痛がって仕上げ磨きを嫌がったりします😭😭
切除したほうがいいのか…
―――――――――――――
上唇小帯は年齢とともに顎が成長し、細く短くなってきます😊
また、転んでしまった拍子に、ぶつかった拍子に…など
自然に切れてしまうことも多いので、乳歯の時期に切除することはほとんどありません。
前歯の永久歯が出始めても、上唇小帯が太いままだと、永久歯の萌出を邪魔したり、
永久歯の前歯の歯と歯の間に隙間を作ったりするようであれば切除したほうがいいです。
この時期に切除することによって自然に歯並びが改善することがあります。
歯並びを気にしないのであれば切除しない場合もあります😌
上唇小帯が太くてもすべての人が歯並びが悪くなるわけではありませんし、
子供を押さえつけてまで行う処置でもありません。
ただし、いいタイミングで切除したほうが歯茎や歯並びにとってはいいし、
治りも早いのです。
処置時間は30分あれば終わります。
部分麻酔をし、メスやレーザーなどで太い上唇小帯を切って取り除きます。
上唇小帯が赤ちゃんの時は太いのが当たり前です😌
ブラシさえ気を付けていれば特に問題はありません。
永久歯の前歯が生えてきたときに必要であれば切除すればいいのです。
いかがでしたか?専門的な知識がないとなかなか判断が難しいかと思います。
気になる方は一度歯科医院の受診をオススメします😄
たまご歯科でお待ちしておりますね🙇💕
ここまで読んでいただきましてありがとうございました(*^_^*)
公文
【監修】 歯科医師 中野真伍
2014年3月
大阪歯科大学卒業
2015年4月
大阪歯科大学付属病院にて研修
2016年4月
大阪市内の歯科医院にて研修
2021年4月
医療法人正歯会たまご歯科クリニックにて院長として就任
現在に至る