智歯周囲炎のお話し|たまご歯科クリニック|大阪岸和田の歯科クリニック

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医療コラム

智歯周囲炎のお話し|たまご歯科クリニック|大阪岸和田の歯科クリニック

智歯周囲炎のお話し

こんにちは〜(*^^*)
🐣たまご歯科クリニックです🐤
ゴールデンウイークも入り春風にさそわれて、つい外出をしたくなる今日この頃ですね🌿
今日は、智歯周囲炎の話しをしていきます!!

 智歯周囲炎とは??
  親知らずの周囲に起こる炎症のことです
親知らずがまっすぐに生えてこないと、前の歯との間にすき間ができ、汚れが溜まりやすくなってしまいます。それにより、細菌が増え、炎症が起きてしまいます。
親知らずは、顎の一番奥に位置しているため、生えてくるスペースが足りず、正常に生えないことが多いです。傾斜して生えたり、途中までしか生えてこなかったりすると、親知らず      の上に歯肉が被った状態になるなど、衛生管理が行いにくくなります。

🥚智歯周囲炎の主な症状🥚
歯肉が腫れる
触れると痛みが生じる
歯茎から膿が出る
物を飲み込む時に痛みが生じる
口を開けにくくなる
顎の下のリンパ節が腫れる
何もしていなくてもズキズキと鈍痛を感じる

智歯周囲炎は、段階的に症状が悪化します。ひどくなると、他の人が見てわかるくらいに顔が腫れたり、発熱・倦怠感といった全身症状が起こる場合もあります。また、痛みにより、水を飲みこむことさえも困難になる場合もあります。

🥚智歯周囲炎が重症化したら
智歯周囲炎を放置してしまうと、炎症が広がって重症化する場合があります。「頬部蜂窩織炎(ほうかしきえん)」にまで発展すると、頸部の膨張によって呼吸困難に陥るなどの重篤な症状を引き起こすことも考えられます。
体調が悪い時や免疫力が低下している時は、智歯周囲炎が進行しやすいです。また、糖尿病などの全身疾患、薬の服用が影響している場合もあります。

🥚智歯周囲炎を予防するには
智歯周囲炎の一番の予防策は、親知らずを抜歯をすることですが、細菌や汚れが溜まらないようにすることも予防につながります。
親知らず周辺に汚れが溜まりやすいのは、親知らずの生え方だけでなく、歯ブラシが届きにくいことにも理由があります。そのため、ブラッシング方法を見直し、親知らず付近だけでなく、口の中全体のケアをしっかり行うことが大切です。
また、ストレスや疲れ、抵抗力の低下なども発症に関係しています。日頃から充分な睡眠時間を確保し、栄養バランスを考慮した食事をとるなど、免疫力を高める生活習慣を心がけることも必要です。

🥚智歯周囲炎の治療法
炎症が起きている場所の洗浄や抗菌薬の服用によって症状を改善できますが、進行して重度になると入院治療が必要になる場合もあります。
治療によって症状が改善しても、繰り返し炎症が起こる場合が多いため、抜歯を勧められる場合もあります。症状が強く出ている状態では、麻酔が効きにくかったり、炎症が悪化したりすることがあるため、炎症が治まるまでは抜歯は行わず、痛み止めや抗菌薬により炎症を抑えることが優先されます。
親知らずがまっすぐ生えている場合には、他の奥歯の抜歯と大きく違いはありませんが、横に生えていたり途中までしか生えていなかったりすると、通常よりも抜歯が困難になります。全身麻酔下で手術が必要になる場合も珍しくありません。

 

【監修】 歯科医師 中野真伍
2014年3月
大阪歯科大学卒業
2015年4月
大阪歯科大学付属病院にて研修
2016年4月
大阪市内の歯科医院にて研修
2021年4月
医療法人正歯会たまご歯科クリニックにて院長として就任
現在に至る

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