こんにちは

たまご歯科クリニックです。

 

歯を失った後、どうします？
虫歯や歯周病、外傷などで歯を失ったとき、そのままにしておくと噛み合わせや見た目に影響が出るだけでなく、残っている歯や全身の健康にも悪影響を与えます。
治療方法はいくつかありますが、大きく分けるとブリッジ・入れ歯・インプラントの3つです。
それぞれの特徴を知ることで、あなたに合った選択ができます。

ブリッジとは
ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削って土台にし、その上からつながったかぶせ物を装着する治療法です。

メリット

固定式で違和感が少ない
保険適用のものもあり費用を抑えやすい
比較的短期間で治療が終わる
デメリット

健康な歯を大きく削る必要がある
支える歯に負担がかかり、将来ダメになることも
土台の歯や歯ぐきの状態によっては適用できない場合がある
入れ歯とは
入れ歯は、失った歯の部分に人工の歯を並べ、歯ぐきや残っている歯に金具や吸着で固定する取り外し式の装置です。

メリット

保険適用があり費用を抑えられる
広い範囲の歯を一度に補える
比較的短期間で完成する
デメリット

噛む力が弱くなりやすい（天然歯の2〜3割程度）
違和感や異物感が強いことがある
金具が見える場合があり、見た目が気になる
定期的な調整や作り替えが必要
インプラントとは
インプラントは、あごの骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療法です。天然の歯と同じように自分の歯で噛む感覚が得られます。

メリット

両隣の歯を削らずに済む
見た目が自然で、会話や笑顔に自信が持てる
噛む力が天然歯に近く、食事を楽しめる
適切なケアで10年以上長持ちすることも多い
デメリット

保険適用外のため費用が高い
手術が必要
全身の健康状態や骨の量によってはできない場合がある
比較表で見る3つの治療法
項目 ブリッジ 入れ歯 インプラント
見た目 ○（部位による） △（金具が見える場合あり） ◎（天然歯に近い）
噛む力 ○（やや弱い） △（天然歯の2〜3割程度） ◎（天然歯に近い）
隣の歯への影響 ×（大きく削る） △（支えになる歯に負担） ◎（削らない）
違和感 少ない 出やすい ほぼなし
治療期間 比較的短い 比較的短い やや長い
費用 保険適用あり 保険適用あり 自費（高め）
なぜインプラントをおすすめするのか
インプラントは、失った歯だけを補うため、残っている健康な歯を守ることができるのが大きな魅力です。
また、噛む力がほぼ天然歯と同じなので、硬いおせんべいやお肉、野菜なども安心して食べられます。
見た目も自然で、口元を気にせず笑えることは、想像以上に生活の質を高めます。

まとめ
ブリッジは手軽だが、隣の歯を削る必要がある
入れ歯は費用は安いが、違和感や噛む力の低下がある
インプラントは費用や手術が必要だが、機能性・見た目・耐久性に優れる
最後に
歯を失ったときの治療は、一度決めると長い付き合いになります。
「費用」だけでなく、「将来の歯の健康」「快適な生活」を考えて選んでいただきたいと思います。
インプラントは、残っている歯を守り、しっかり噛んで食べる喜びを取り戻す治療です。
まずはカウンセリングで、あなたのお口の状態に合った方法をご提案いたします。

 

【監修】　歯科医師　中野真伍
2014年3月
大阪歯科大学卒業
2015年4月
大阪歯科大学付属病院にて研修
2016年4月
大阪市内の歯科医院にて研修
2021年4月
医療法人正歯会たまご歯科クリニックにて院長として就任
現在に至る