歯ぎしり・食いしばり 歯科で行うボトックス 前編
- 2025年4月7日
- 未分類
新年度が始まり、新しい生活を始められる方も多いと思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
楽しいこと、初めてのこと、期待と不安が入り混じる事もありますよね。
こんな時は少なからずストレスに悩まされる事もあると思います。
当院では、ストレスとも大きく関わる、歯ぎしり、食いしばりの治療として、ボトックス注射を始めました!
なので本日は、まず、ボトックスとは何ぞ?という方の為に、少しご説明させて頂きたいと思います。
それでは、始めてまいりますので、どうぞお付き合いくださいませ!
###ボトックス注射とは?
ボトックスは主に美容医療の分野で有名ですが、最近では歯科の分野でもその効果が注目されています。歯科で行うボトックスの医療施術は、主に顎関節症(TMJ症候群)、歯ぎしり(ブラキシズム)、さらには顔の輪郭形成や表情の改善など、多岐にわたります。
### 1. ボトックスの基本的な知識
ボトックスは、ボツリヌス毒素という神経毒から作られた製品で、筋肉の動きを一時的に麻痺させる特性があります。これによって、過剰な筋肉の収縮を抑えることができ、さまざまな症状を緩和する効果があります。美容医療ではシワの改善などに利用されますが、歯科では異なる目的で使用されます。
### 2. 歯科におけるボトックスの適用
#### 2.1 顎関節症(TMJ症候群)
顎関節症は、多くの人が悩まされる疾患で、顎の痛みや顎の動きの制限が生じることがあります。ボトックスを注射することで、顎の周辺筋肉の緊張を緩和し、痛みを軽減することが可能です。筋肉がリラックスすることで、顎の動きが改善され、ストレスや緊張からくる痛みを和らげる効果があります。
#### 2.2 歯ぎしり(ブラキシズム)
歯ぎしりは、無意識のうちに歯を噛んだりこすり合わせたりする行為で、歯や顎に影響を与えます。ボトックスを注射することにより、咬筋(顎を動かす筋肉)の収縮を抑えることができ、歯ぎしりの頻度や強度を軽減する効果があります。これにより、長期的な歯の磨耗や顎の障害を防ぐことができます。
#### 2.3 顔の輪郭形成
ボトックスは、顔の特定部位に注射することで、フェイスラインの改善や顔のシルエットをシャープに見せることもできます。特に、咬筋が発達している場合、顔が四角く見えることがありますが、ボトックスにより咬筋を緩めることで、より丸みを帯びた優しい印象の顔を作ることができます。
当院では、歯科的治療を目的としておりますので、特に歯ぎしり、食いしばり、顎関節症の治療のために施術させて頂きます。
マウスピースを使っていても改善されない場合や、そもそもマウスピースをお口に入れること自体が苦しい方などには、特におすすめさせていただいております。
本日はボトックスとはどんなもの?というのをご説明させていただきましたが、施術や注意事項などもございますので、またの機会にお話させていただいたければと思います!
まずは、カウンセリングから始めて、ご説明、診断をさせて頂きますので、ご興味のある方はぜひお声がけくださいね!
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました!
たまご歯科クリニック
【監修】 歯科医師 中野真伍
2014年3月
大阪歯科大学卒業
2015年4月
大阪歯科大学付属病院にて研修
2016年4月
大阪市内の歯科医院にて研修
2021年4月
医療法人正歯会たまご歯科クリニックにて院長として就任
現在に至る