親知らずの話
- 2022年9月12日
- 親知らず
こんにちは!たまご歯科クリニックです。
暑い日が続きますね(;´Д`)
今日は親知らずについてお話させていただきます。
まず、親知らずって何だろう?というところからご説明させて頂きます。
難しい歯科用語で言うと、「智歯」・「第三大臼歯」と呼ばれる、一番奥に生えてくる永久歯のことを指します。
何故、親知らずと呼ばれるかというと、生えてくるのが10代後半から20代なので
親御さんが知らない間に生え始める事から、そう呼ばれるようになったとか…。
確かに、小さい頃は仕上げ磨きなど、毎日歯の様子を親が見ていましたよね(・ω・)
さらに、親知らずが1本もない人、上下左右すべて4本ある人、そのうちのどこかに1~3本ある人、あっても歯茎に埋まったまま生えてこない人…。
それこそ人それぞれ!!数も生え方も全く違うのです!!( ゚Д゚)
親知らずを抜くという話をよく聞かれると思いますが、「親知らずは絶対抜かないといけないのか?」という疑問を持つ方もいると思います…(´_ゝ`)。
実際ところは抜かなくても普通に一番奥の歯として活躍(?)することもあります。
しかし、斜め・または横向きに生えたり、途中までしか生えてこないといった場合があるのです((◎o◎)!)
そうなってしまうと、歯磨きをどれだけ丁寧にしても歯ブラシが届きにくかったり、手前の歯との間に汚れがたまりやすくなったりして、
親知らずや、一つ手前の歯(第二大臼歯)が虫歯になるリスクが高まります。
親知らずはなくても生活に支障がないので、最終手段として抜歯してしまえば済みますが、一つ手前(第二大臼歯)は食事や嚙み合わせなどに、
とても大事な歯になりますので、虫歯になってほしくはないですね(-“-)
次は虫歯以外のトラブルのお話です。
いくつかあるのですが、主なお話をいくつかさせていただきます。
①歯周病
奥歯は普通に磨きにくいですよね。
お手入れが十分に行き届かないと、虫歯だけでなく歯茎の病気、いわゆる歯周病になってしまいます。
他の歯にも影響がでるので状態がひどければ抜歯したほうがいい場合もあります。
②横向きに生えてくる
親知らずは真横に向いて生えてくることがあります。
そうなると嚙み合わせることが出来ない上に、手前の歯を押してくるので、この場合も抜歯した方が良いですね。
③埋まっている
歯が生えてくる時には、歯茎を破って出てくるのですが、その際生え切らずに埋まったままになる場合があります。
この状態のままだとずっと歯茎を噛んでいる状態になるので歯茎に炎症が起こります。
これも抜歯した方が良いケースです。
以上、主な親知らずトラブルのお話でした。
親知らずが虫歯にならないように定期健診ぜひ行ってくださいね((+_+))
【監修】 歯科医師 中野真伍 2014年3月 大阪歯科大学卒業 2015年4月 大阪歯科大学付属病院にて研修 2016年4月 大阪市内の歯科医院にて研修 2021年4月 医療法人正歯会たまご歯科クリニックにて院長として就任 現在に至る