こんにちは、たまご歯科クリニックです。

朝夕すごしやすくなってきましたね。

虫の声や朝の空気に秋らしさが感じられる様になってきました。

そして、食べ物が美味しい季節になってきました♪

健康な歯でいつまでも美味しい物を食べられるように、

お口の健康も守っていきましょう！

 

本日は、赤ちゃんの歯の生え方についてお話ししていきたいと思います。

何ヶ月から生えて、どんな順番で生えていくのか…。

それでは、お付き合いください。

赤ちゃんの歯が生える時期（歯の生え始め）は、一般的には生後6ヶ月頃から始まりますが、個々の成長には差があります。歯の順番や時期について詳しく見ていきましょう。

 1. 歯の生える時期
 6ヶ月～10ヶ月
最初に生えるのは、通常下の前歯（下顎中切歯）です。この時期は赤ちゃんにとって新しい体験が多く、歯が生えることで不快感や痛みを感じることがあります。以下のような症状が見られることもありますので注意が必要です。

– グズグズしたり、泣きやすくなる
– 食欲が落ちる
– 唾液が増える
– 口の中を触ることが多くなる

 8ヶ月～12ヶ月
次に生えるのは上の前歯（上顎中切歯）です。これも重要な成長段階で、赤ちゃんの食事や言語発達に影響を与えます。この時期は、母乳や離乳食を食べられるようになり、赤ちゃんの食事が多様化していく頃です。

10ヶ月～16ヶ月
その後、下の側方の前歯（下顎側切歯）が生え始めます。この歯は、上下の前歯が揃った後に生えることが一般的です。同様に、上の側方の前歯（上顎側切歯）もこの時期に生えることが多く、歯の数が増えることで噛む力も強化されていきます。

16ヶ月～20ヶ月
この時期に小臼歯（第一小臼歯）が生え、特に食事のバリエーションが広がります。この時期は、固いものを噛む能力が向上し、食事がより楽しめるようになります。

 20ヶ月～30ヶ月
最後に、生え揃う主な歯は、上顎と下顎の第一大臼歯です。この時期、赤ちゃんは食事の幅が広がり、色々な食べ物を楽しむことができるようになります。

 2. 歯が生える順番

赤ちゃんの歯が生える順番は、以下のようになります：

1. **下顎中切歯**（生後6ヶ月頃）
2. **上顎中切歯**（生後8～12ヶ月頃）
3. **下顎側切歯**（生後10～16ヶ月頃）
4. **上顎側切歯**（生後10～16ヶ月頃）
5. **第一小臼歯**（生後16～20ヶ月頃）
6. **第二小臼歯**（生後24～30ヶ月頃）
7. **第一大臼歯**（生後12～18ヶ月頃）
8. **第二大臼歯**（生後24～30ヶ月頃）

3. 歯が生えることでの変化

赤ちゃんの歯が生えることは、身体の成長や発達にとって非常に重要です。歯が生え始めることで、以下のような変化が見られることがあります。

食事の改善: 噛む力がつくことで、さまざまな食材を摂取できるようになります。
発音の向上: 歯があることで、言葉を発音しやすくなり、言語発達が促進されます。

4. 注意点

赤ちゃんの歯が生える時期は個人差が大きいですが、一般的な目安を参考にしつつ、赤ちゃん自身のペースを尊重することが大切です。また、歯が生え始めると、虫歯や歯肉炎などの問題が起きることもあるため、以下の点にも気を付けましょう。

口腔衛生: 母乳やミルク以外の食事を与え始めたら、歯磨きを習慣化することが重要です。清潔なガーゼなどで歯や舌を拭くことから始め、徐々に歯ブラシに移行することが推奨されます。定期的な歯科検診: 歯が生え始めたら、早めに歯科医に相談し、定期的な検診を受けることも重要です。

 まとめ

赤ちゃんの歯が生える時期と順番は、個々に異なるものの、一般的な成長段階として理解することが重要です。歯の成長は食事や言語発達に大きく影響を与えますので、適切なケアを行いながら、赤ちゃんの健康を守っていくことが大切です。

 

歯は一生物、乳歯からきちんとケアをして、いつまでも大事にしていきたいですね。

健康な歯は親からの何物にも代え難いプレゼントですね。

大切なお子様の歯を私達も一緒に守っていけたらと思います♪

 

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

またのご来院お待ちしております。

 

【監修】　歯科医師　中野真伍
2014年3月
大阪歯科大学卒業
2015年4月
大阪歯科大学付属病院にて研修
2016年4月
大阪市内の歯科医院にて研修
2021年4月
医療法人正歯会たまご歯科クリニックにて院長として就任
現在に至る