赤ちゃん悪い歯並びについて|たまご歯科クリニック|大阪岸和田の歯科クリニック

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医療コラム

赤ちゃん悪い歯並びについて|たまご歯科クリニック|大阪岸和田の歯科クリニック

赤ちゃん悪い歯並びについて

赤ちゃんの歯並びは非常に重要な要素で、成長を助ける役割を担っています。しかし、時には悪い歯並びになってしまうこともあります。ここでは、赤ちゃんの悪い歯並びについての原因、影響、そして対策について詳しくお話しします。

1. 赤ちゃんの歯並びの発達

赤ちゃんが生まれると、最初は乳歯が生え始めます。この乳歯は通常、6ヶ月頃から生え始め、3歳頃までには20本の乳歯が揃います。この時期に歯並びが形成され、彼らの口腔内の環境が整っていきます。正しい歯並びは、歯の生え方だけでなく、顎の発達、顔の形にも影響を与えます。

2. 悪い歯並びの原因

悪い歯並びにはいくつかの原因があります。主なものには以下のようなものがあります。

(1) 遺伝的要因

両親や家族に歯並びが悪い人が多い場合、遺伝的に影響を受けることがあります。顎の大きさや歯のサイズ、形状などが遺伝し、これが不正咬合につながることがあります。

(2) 環境的要因

赤ちゃんが成長する環境も影響を及ぼします。例えば、早期の指しゃぶりや哺乳瓶の使用が長引くと、口腔内の圧力が変化し、歯の位置に影響を与えることがあります。

(3) 嚥下や呼吸の習慣

口で呼吸をする習慣や、不適切な嚥下(飲み込む際の動作)があると、顎の成長に悪影響を及ぼし、歯並びが崩れることがあります。

(4) 病気や障害

一部の病気や障害は、歯の生え方に影響を与えることがあります。たとえば、口唇裂や口蓋裂といった先天性の異常がきっかけで、歯並びに問題が生じることがあります。

 3. 悪い歯並びの影響

悪い歯並びは、見た目だけでなく、機能面においても様々な影響を及ぼします。

(1) 噛む機能の低下

歯並びが悪い場合、噛む力が十分に発揮されず、食べ物を効果的に噛み砕くことが難しくなります。これが消化に悪影響を与え、栄養の吸収にも影響します。

(2) 発音への影響

歯の位置によって、発音に支障が出ることがあります。特に、子どもが話し始める時期に、正しい歯並びが整っていない場合、音声や言葉の発達に遅れが生じる可能性があります。

(3) 自信の低下

見た目に自信が持てないことで、心理的な影響を受けることがあります。特に成長過程にある子供にとって、外見のコンプレックスは大きなストレス源となる可能性があります。

 4. 悪い歯並びへの対策

悪い歯並びを防ぐためには、早期の対策が重要です。以下に具体的な対策を紹介します。

(1) 定期的な歯科検診

赤ちゃんの歯が生え始めたら、定期的に歯科医を訪れることが大切です。早期発見・早期治療が、悪い歯並びを防ぐためには重要です

 (2) 正しい口腔習慣の維持

赤ちゃんには正しい口腔習慣を教えることが必要です。たとえば、指しゃぶりを早めにやめさせたり、哺乳瓶を長期間使わないようにすると良いです。

(3) 栄養バランスの良い食事

赤ちゃんには栄養バランスの良い食事を与えることが重要です。歯の健康にはカルシウムやビタミンD、リンなどが必要不可欠です。

(4) 運動や頬の筋肉を鍛える

赤ちゃんがしっかりとした顎を持つためには、適度な運動が役立ちます。噛むことに関連する筋肉を鍛えるために、固い食材を与えることも効果的です。

赤ちゃんの悪い歯並びは、放置すると将来的に様々な問題を引き起こす可能性があります。できるだけ早くに対策を講じ、適切な歯科診療を受けることで、健康な口腔環境を維持することができます。親としては、日々の口腔ケアや習慣を見直しと赤ちゃんが健康的な成長を遂げるために尽力することが重要になります。

【監修】 歯科医師 中野真伍
2014年3月
大阪歯科大学卒業
2015年4月
大阪歯科大学付属病院にて研修
2016年4月
大阪市内の歯科医院にて研修
2021年4月
医療法人正歯会たまご歯科クリニックにて院長として就任
現在に至る

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