間食と虫歯の関係性
- 2024年11月11日
- 予防歯科
こんにちは🐣💕
今日は『間食と虫歯の関係性』について
お話ししていこうと思います😌
・間食が虫歯に与える影響とは
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虫歯は、歯に付着している食べカスや細菌が歯垢(プラーク)を作り出し、
歯を侵食する酸を生み出し、歯の表面にあるエナメル質を、
その酸によって溶かすことで歯が溶けて虫歯が発生します。
そして間食は、この虫歯に悪影響を与えています。
間食が必ずしも悪いというわけではありませんが、
間食の回数があまりにも多かったり、チョコやクッキーなど歯に
停滞しやすいものを食べていたり、お口の中に長時間食べ物が入っている状態が
続いてしまうと、口の中の酸度が上昇し、唾液の分泌が減少するため、
歯の再石灰化が妨げられます。
再石灰化とは、歯の表面が酸によって溶けた部分を、
唾液中のミネラル成分(リンやカルシウムなど)が補修することで、
虫歯を予防する作用です。
しかし、間食によって再石灰化が阻害することで、
歯の修復が十分に行われず、虫歯が進行する原因となります。
そのため、過度の間食は虫歯の発生や進行を促進することがあるため、
健康な歯を維持するためには注意が必要です。
・どのような食べ物が虫歯を引き起こすのか
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- 砂糖や甘いもの
- 酸味のある食べ物や飲みもの
- スナック菓子
と、見ると思いつく食べ物は全部ですよね…
ただ食べてはいけない訳ではなくしっかり注意点さえ
気を付けてくだされば大丈夫です。
・間食をする際の注意点
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- 歯磨きをする
⇒間食に限らず食後は、できるだけ早く歯磨きをすることが重要です。
歯ブラシを使って、歯の表面についた食べカスや細菌を取り除きましょう。
また、歯間ブラシやフロスを使って、歯と歯の間にある食べカスも取り除きます。
- 水を飲む
⇒間食をした後は、口の中に残った糖分や酸性物質を中和するために、
水を飲むことが効果的です。
また、水を飲むことで唾液の分泌も促され、歯の再石灰化が促進されます。
- 間食で与える食べ物の種類に注意する
⇒スナック菓子や甘い飲み物、酸味のある食べ物などは、
虫歯を引き起こしやすいため、できるだけ避けるか、
量を少なく調整してみてください。代わりに、野菜や果物、チーズなどの
歯に良い食べ物を選ぶことも選択肢の一つです。
- 食べるタイミングに注意する
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⇒食事と食事の間に、できるだけ長い時間を空けるなど、
時間を決めて間食をすることが重要です。
以上のように、間食をする際には、1番には『歯磨きをする』、
そのあとに『水を飲む』、『食べ物の種類に注意する』、『食べるタイミングに注意する』
などの注意点があります。
これらの対策をすることで、虫歯のリスクを減らすことができます😌
お子さまは一度の食事で多くの量を食べることができないため、
1日の食事の回数は3回、プラス間食数回を超える子も珍しくはありません。
しかし、その食事のタイミングや種類によっては
虫歯リスクが増加してしまいます…
歯を磨くことが1番の重要ポイントですが、
虫歯になりにくい歯にしていくために歯科医院での
『フッ素塗布』などの予防処置や、『早期発見早期治療』が大切です😌
こまめに歯科医院で定期健診を受けることをオススメします。
たまご歯科でお待ちしておりますね🙇
公文
【監修】 歯科医師 中野真伍
2014年3月
大阪歯科大学卒業
2015年4月
大阪歯科大学付属病院にて研修
2016年4月
大阪市内の歯科医院にて研修
2021年4月
医療法人正歯会たまご歯科クリニックにて院長として就任
現在に至る