顎関節とは???③
- 2024年2月9日
- その他
こんにちは!!!たまご歯科クリニックです(*^▽^*)
先日、2回に分けて顎関節症のお話しをさせていただきましたが、ご覧いただけたでしょうか!?
初回は顎関節症とはなんですか?ということで顎関節症について紹介・ご説明させて頂きました。
2回目は顎関節症を見極めるための診察、検査、診断へのプロセスについてお話しさせて頂いております。
そして3回目となる今回は、顎関節症と診断された場合の、その後の治療やリハビリ、他自分でできるセルフメンテナンスなどをご紹介していきますね!
~~~歯医者で行う顎関節症の治療~~~
- お薬による治療(薬物療法)
- マッサージ、ストレッチなどの理学療法
- マウスピース(スプリント)などを装着するアプライアンス療法
~~~自分で行うセルフケア~~~
一番に気になるのはやっぱり痛みだと思います。痛みがある時は安静にすること、食事やあくびなどで大きく開けたりしないようにすること大切になります。
次に食事ですが、とにかく負担をかけないよう心がけることが大切です。
口を開けられないくらい痛むときは、食事内容もおかゆや柔らかいおうどん、お豆腐などなるべく咬まずに食べられるお食事にするとよいでしょう。
味は気にしなくても大丈夫なので、中華がゆとか、湯豆腐とか…。レシピサイトで検索するのも楽しいかもです。せめておいしい物をたべたいですよね(*^▽^*)
そして、これはちょっとコツが必要ですが、顎関節付近の筋肉をほぐすマッサージをしたり、
くいしばり防止のために意識して上と下の歯が当たらないようにしてみて下さい。
マッサージは耳のすぐ手前、頬骨のくぼみの辺りを、横方向にゆっくり揺らすように動かして筋肉をほぐし、少し位置を顔中心にずらしてまた横方向に揺らしてください。
筋肉が凝り固まってる方は、最初動きにくいかもしれませんが、痛気持ちいいくらいの強さで、ゆっくりほぐすところから始めて下さい。だんだんと筋肉が柔らかくなってきます。
あと、肩こりがひどい方も上半身の筋肉が凝り固まってる方が多いので、なるべくリラックスできるよう、心がけてみてはいかがでしょうか。
油断してしまいますが、あくびなど、口を大きく開たり、大きく開けた状態を長く続けるのもやめましょう。顎関節に負担がかかります。
歯医者での治療でも、長時間開けていただく様お願いするときがあるのですが、なるべく負担がかからないように努めます。それでもお辛いときはぜひお知らせください。
そして、姿勢に関する注意点ですが、顎に負担をかける姿勢は控えて頂く方が良いです。うつぶせ寝も顎関節にはよくありません。意外にも猫背や、顎を突き出すような姿勢もよくありません。頬づえをつく姿勢や、首を不自然に引っ張ったりするのもやめましょう。
とにかく顎に負担をかけないよう日頃から気を付けましょう!
そして、痛みがあるようでしたら、「たいしたことないかな?」なんて思わずにぜひとも相談してくださいね。
以上で顎関節に関するお話は終了となります。
また新しい情報があれば、更新したいと思います。
ここまでお付き合いいただきまして、ありがとうございました!!!
【監修】 歯科医師 中野真伍
2014年3月
大阪歯科大学卒業
2015年4月
大阪歯科大学付属病院にて研修
2016年4月
大阪市内の歯科医院にて研修
2021年4月
医療法人正歯会たまご歯科クリニックにて院長として就任
現在に至る