顎関節症とは??
- 2023年12月17日
- その他
顎関節症のお話
こんにちは!たまご歯科クリニックです。
毎日、たくさんの患者さまにお越しいただき、誠にありがとうございます。
日々患者さまとお話させていただいて、さまざまな症状、お悩みに接して、
治療のお手伝いをさせて頂きながら、とても勉強になることもあります。
本日はその中でも印象に残ったお話をご紹介させていただきたいと思います。
先日、奥歯が痛いとおっしゃる患者さまの診察につかせていただいたのですが、
診たところは特に虫歯もなく、レントゲンを撮っても顕著な異常はありませんでした。
患者さまに痛む場所を聞いてみると、日によって場所が違う気がするとおっしゃいます。
患部もまちまち、時間帯も特に決まっていなくて、患者さまも首をかしげていらっしゃいました。
もしかして歯ではなく食いしばりからくる痛みではないか?ということで、
顎関節周辺を触診させていただくと、周辺の筋肉がかなり凝っているようで、
顎関節症を疑い、マッサージを施し、就寝時に使用するマウスピース(ナイトガード)を
作って様子を見ることにしました。
後日、再度診察にお越しいただき、経過をお伺いしたところ、痛みも改善されたとのこと。
歯が痛いと思っても、実は原因は歯ではないということもよくあるようです。
ということで、今回は顎関節症について、深堀しながらお話させていただきたいと思います
~~~顎関節症とは?
聞いたことあるかな~?という感じですが、実際のところ顎関節症は2人に1人が経験するともいわれる非常にありふれた病気らしいのです。
代表的
症状① 口を開け閉めするときに顎関節の音がする
症状⓶ 口が開けにくい
症状③ あごが痛い
このあたりがよく起こる症状の特徴です
さらに
症状④ 頭痛・肩こり・めまい・目の疲れ
なども起きることがあるようです。
そこまでになると何が原因かますますわからなくなりますね…。
代表的な症状に、顎関節の音がありますが、音だけでほかに症状がない、もしくはあっても一時的であれば特に治療の必要はなく、実際に治療が必要になる人は顎関節症のうち5%程度ともいわれているそうです。
顎関節症は歯ぎしりや食いしばりなど、日常の無意識の習慣などが原因になっていると考えられており、これらを改善することで症状が自然とよくなっていくことも多いそうです。
顎関節に何らかの症状がある人の割合に男女差はないものの、医療機関を受診する人は女性が多く、特に若い女性と中年女性が多いと言われているそうです。
本日のお話はここまでとさせていただきます。
次回は原因についてと、どのように診察、治療を進めるかをお話させていただきたいと思います。
ご興味のある方は是非次回もご覧くださいね。
お付き合いいただきありがとうございました!!
【監修】 歯科医師 中野真伍
2014年3月
大阪歯科大学卒業
2015年4月
大阪歯科大学付属病院にて研修
2016年4月
大阪市内の歯科医院にて研修
2021年4月
医療法人正歯会たまご歯科クリニックにて院長として就任
現在に至る
小門