矯正中に虫歯にならないためのポイントとは?
矯正中に虫歯にならないためのポイントとは?
矯正治療を始めると、歯並びが整っていく楽しみがある一方で、
「虫歯になりやすくならない?」
「ちゃんとケアできるか不安」
と感じる方も多いのではないでしょうか。
実際、矯正中は通常より虫歯のリスクが高くなるのは事実です。
今回は、矯正中に虫歯にならないためのポイントを、 歯科の視点から詳しく解説します。
なぜ矯正中は虫歯になりやすいのか
矯正中は歯の表面や歯と歯の間に、
・ブラケット
・ワイヤー
・アタッチメント
といった装置が付きます。
これらの装置の周りは歯ブラシが届きにくく、
プラーク(歯垢) が溜まりやすい環境になります。
その結果、虫歯菌が増えやすくなり、虫歯リスクが高まります。
ポイント① 矯正専用の歯ブラシを使う
矯正中は、通常の歯ブラシだけでは不十分なことが多いです。
・毛先が細い歯ブラシ
・矯正用V字カット歯ブラシ
・タフトブラシ
これらを併用することで、 装置の周りや細かい部分までしっかり磨くことができます。
ポイント② フロス・歯間ブラシを必ず使う
矯正中は歯と歯の間が特に磨きにくくなります。
歯ブラシだけでは汚れの6割以上が残るともいわれています。
・ワイヤー対応のフロス
・歯間ブラシ
を使うことで、虫歯リスクを大きく下げることができます。
ポイント③ フッ素を積極的に活用する
フッ素には
・歯を強くする
・初期虫歯を修復する
・虫歯菌の働きを抑える
といった効果があります。
矯正中は
・フッ素配合歯みがき粉
・フッ素ジェル
・歯科医院でのフッ素塗布
を積極的に取り入れるのがおすすめです。
ポイント④ 食生活を見直す
矯正中は、
・間食が増える
・やわらかい食べ物に偏る
といった傾向が出やすくなります。
特に、だらだら食べは虫歯リスクを大きく高めます。
食事と間食の時間を決め、 食後は水やお茶で口をゆすぐ習慣をつけましょう。
ポイント⑤ マウスピース矯正中の注意点
マウスピース矯正の場合、
・装着時間が長い
・マウスピース内に糖分が残る
と虫歯リスクが高まります。
飲食後は必ず歯を磨いてから装着する、 もしくは最低でもうがいをすることが重要です。
ポイント⑥ 定期的な歯科検診とクリーニング
矯正中こそ、定期的なプロケアが欠かせません。
・磨き残しのチェック
・歯石除去
・装置周りのクリーニング
・初期虫歯の早期発見
これらを行うことで、トラブルを最小限に抑えることができます。
ポイント⑦ 少しの違和感も放置しない
「しみる」「違和感がある」と感じたら、 早めに相談することが大切です。
矯正中の虫歯は進行が早い場合もあり、 放置すると治療計画に影響することもあります。
矯正治療を成功させるために大切な考え方
矯正治療は、歯並びを整えるだけでなく、 一生使う歯を守る治療でもあります。
虫歯になってしまうと、 矯正の中断や治療期間の延長につながることもあります。
だからこそ、 毎日のセルフケアと歯科医院でのサポートを両立することが重要で す。
まとめ:正しいケアで矯正中も虫歯は防げる
矯正中は虫歯リスクが高まりますが、
・正しい歯みがき
・フロスや歯間ブラシの使用
・フッ素の活用
・食生活の見直し
・定期的な歯科受診
を行えば、虫歯を防ぎながら矯正治療を進めることができます。
矯正を成功させるためにも、日々のケアを大切にしていきましょう
【監修】 歯科医師 中野真伍
2014年3月
大阪歯科大学卒業
2015年4月
大阪歯科大学付属病院にて研修
2016年4月
大阪市内の歯科医院にて研修
2021年4月
医療法人正歯会たまご歯科クリニックにて院長として就任
現在に至る


