歯磨きの仕上げについての質問を受けることが多いですが、特にお
子さんがいる家庭では、いつまで仕上げ磨きを続けるべきか悩むこ
とがあるかもしれません。ここでは、
仕上げ磨きの重要性と続けるべき期間、またその方法について詳し
くお話しします。
仕上げ磨きの重要性
まず、仕上げ磨きとは、主に親が子どもの歯を磨いてあげることを指します。子どもは小さい頃から自分で歯磨きを始めますが、特に3歳ごろまでの子どもは、磨き残しが多くなるため、親が仕上げにしっかりと磨くことが重要です。
歯磨きは、虫歯予防にとって非常に重要です。子どもは、まだうまくブラシを使いこなすことができないため、親が磨くことで、虫歯のリスクを大幅に減少させることができます。また、仕上げ磨きを通じて、歯磨きの習慣を楽しくすることで、子ども自身が歯磨きに興味を持ちやすくなります。
仕上げ磨きを続ける期間
一般的には、幼稚園に入る頃(4~5歳)までが目安とされています。ですが、子どもによって能力や理解度には差があるため、一概にこの年齢で卒業する必要はありません。子どもが自立して十分に歯磨きをできるかどうかは、実際には個々の成長や情緒発達に依存します。
多くの場合、子どもが6歳頃まで仕上げ磨きを続けることが推奨されています。特に、永久歯が生え始めるこの時期は、虫歯リスクが高くなるため、親のサポートが重要です。最終的には、子どもが自分で適切に磨ける自信や技術を持つようになるまで続けることが理想です。
仕上げ磨きの方法
仕上げ磨きを行う際は、いくつかのポイントに留意することが重要です。
1. まずは楽しく
歯磨きを嫌がる子どももいるため、好きな歌を歌ったり、キャラクターの歯磨きソングを流したりして、楽しい雰囲気を作りましょう。
2. 正しい持ち方
子どもが椅子に座り、親が背後から体を支える形で磨くと良いです。このとき、首を支えたり、ひざの上に頭を載せたりする方法もあります。
3. 丁寧に磨く
歯ブラシを持ち、歯の表面や裏面、噛み合わせの部分を丁寧に磨いてあげましょう。さらにフロス(糸ようじ)の使用もおすすめします。歯間の虫歯に有効です。特に奥歯は磨き残しが多いので、しっかりと確認すると良いです。
4. フッ素の使用
子どもの年齢に応じたフッ素入りの歯磨き粉を使うことも虫歯予防に役立ちます。ただし、飲み込む可能性があるため、洗い流すことができるように配慮が必要です。
5. 習慣化
毎日のルーチンに組み込み、歯磨きが生活の一部になるように心がけることが大切です。
最後に
仕上げ磨きは、子どもの歯と健康を守るために重要な役割を果たします。最終的には、親が子どもに正しい歯磨きの習慣を教え、独立して磨けるようサポートすることが必要です。子ども自身が楽しめるような工夫をしつつ、状況に応じて仕上げ磨きを続けることが大切です。年齢や成長に応じて適切なタイミングを見計らいながら、愛情を持って、歯磨きをサポートしてあげましょう。
監修 歯科医師 中野真伍
2014年3月
大阪歯科大学卒業
2015年4月
大阪歯科大学付属病院にて研修
2016年4月
大阪市内の歯科医院にて研修
2021年4月
医療法人正歯会たまご歯科クリニックにて院長として就任
現在に至る